きく‐ざいく【菊細工】
菊の枝を曲げ、その花や葉などで、人形その他種々の形に似せて作ること。また、その作品。→菊人形
きびがら‐ざいく【黍殻細工/黍稈細工】
トウモロコシなどの茎の芯と皮を材料に、種々の模型を作る手細工。また、その細工品。
きゃら‐ざいく【伽羅細工】
名木で種々の細工をすること。また、その人。「大坂の伯母御とは、—の甚五郎の内儀か」〈浄・女腹切〉
きりかみ‐ざいく【切(り)紙細工】
紙を切り抜いて、種々の形をつくる手芸。切り抜き細工。
きりぬき‐ざいく【切(り)抜き細工】
色紙を切り抜いてさまざまの形に細工すること。また、そのもの。
きりゅう‐ざいく【杞柳細工】
コリヤナギの枝を編んで作った細工物。籠や行李など。
きんる‐ざいく【金鏤細工】
貴金属製品に細かい金の粒をつけて模様を表す細工。
くに‐ざいく【国細工】
地方で作られる細工物。また、田舎育ちの人。「無地の丸鍔(まるつば)、象嵌(ざうがん)の—には稀男」〈浄・冥途の飛脚〉
くらやみ‐ざいく【暗闇細工】
前もって別々に作られた目・鼻・口・耳などを、目隠しをして、紙などにかかれた顔の輪郭の中に並べる遊び。福笑いの類。
こがたな‐ざいく【小刀細工】
1 小刀1を用いて細工をすること。また、その細工物。 2 こせこせした策略。「—を弄(ろう)する」