きょうよ‐けつごう【供与結合】
⇒配位結合
きんぞく‐けつごう【金属結合】
金属元素の原子が集まって金属結晶をつくるときの結合。陽イオンとその間を運動する自由電子との静電気的な相互作用による結合で、方向性をもたない。アルカリ金属などにみられる。
グリコシド‐けつごう【グリコシド結合】
糖の水酸基とアルコールや他の糖などの有機化合物の水酸基が反応し、水1分子が取れて縮合してできる共有結合の総称。配糖体結合。
けつ‐ごう【結合】
[名](スル)二つ以上のものが結びついて一つになること。また、結び合わせて一つにすること。「原子が—して分子になる」
こうエネルギー‐けつごう【高エネルギー結合】
生体内で加水分解される際に大きな自由エネルギーを放出する化学結合。ATPやホスホエノールピルビン酸などのリン酸結合(高エネルギーリン酸結合)やアセチルCoAのチオエステル結合など。
こうエネルギー‐りんさんけつごう【高エネルギー燐酸結合】
ATPやホスホエノールピルビン酸などの高エネルギーリン酸化合物にみられるリン酸の結合。加水分解される際に大きな自由エネルギーを放出する。→高エネルギー結合
さい‐けつごう【再結合】
1 電離した原子核またはイオンが電子と再び結合し、電気的に中性またはより価数の低い陽イオンになること。 2 半導体中の正孔と電子が結合して消失する現象。
さんアミド‐けつごう【酸アミド結合】
⇒アミド結合
さんじゅう‐けつごう【三重結合】
原子間の結合が三つの共有結合からなるもの。-C≡C-(アセチレン結合)、-C≡N(シアン結合)など。
シグマ‐けつごう【σ結合/シグマ結合】
共有結合の形式の一。2個の原子の間の結合軸に結合電子が分布している結合。このときの結合電子をσ電子、入っている軌道をσ軌道という。→π(パイ)結合