モール【(ポルトガル)mogol】
1 《もとインドのモグール(ムガル)帝国で好んで用いられたところから》絹の紋織物の一種。縦糸は絹糸で、横糸に金糸を用いたものを金モール、銀糸を用いたものを銀モールという。モール織り。 2 金・銀...
ヤズド【Yazd】
イラン中部の都市。ヤズド州の州都。カビール砂漠の南、ルート砂漠の西に接する乾燥地帯に位置する。ゾロアスター教の中心地として知られ、1500年以上聖火を灯し続けているという拝火神殿や、風葬・鳥葬が...
やつ‐すぎ【八つ過ぎ】
1 今の午前2時、または午後2時を過ぎること。また、その時分。「天下は夜中—、郭は恋の昼中や」〈浄・淀鯉〉 2 古くなって色などがさめること。また、そのもの。「甚三紅絹(じんざもみ)の—かといふ...
やつはし‐おり【八つ橋織(り)】
絹織物の一。斜文織りの表裏の組織によって正方形または長方形の市松模様を表したもの。下着や羽織裏などに用いる。
やまおか‐ずきん【山岡頭巾】
1 「苧屑(ほくそ)頭巾」に同じ。 2 長方形の布を二つ折りにしてかぶり、後頭部のところを縫い合わせ、肩にかかるところにあきを作った頭巾。黒・茶などの八丈絹やビロードで仕立てて、主に武士が用いた...
やまぶき‐おり【山吹織(り)】
縦糸に絹糸、横糸にガス糸または木綿糸を用いて織った織物。紋繻子(もんじゅす)の一種。女性用の帯地にする。
やま‐まゆ【山繭/天蚕】
鱗翅(りんし)目ヤママユガ科のガ。翅(はね)の開張約15センチと大形で、色は赤褐・暗褐・黄褐色など変異に富む。前翅の先は鎌状にとがり、各翅の中央に眼状紋がある。幼虫は緑色で毛のまばらに生えた芋虫...
やままゆ‐おり【山繭織(り)】
山繭糸を交ぜて織った絹織物。
やわらか‐もの【柔らか物】
1 手ざわりのやわらかい織物。絹物。また、それで作った衣服。 2 好色な読み物。艶本(えんぽん)。
ゆうき‐つむぎ【結城紬】
茨城県結城地方に産する絹織物。縦糸・横糸ともに紬糸で織り、地質は堅牢(けんろう)。絣(かすり)や縞を主とする。重要無形文化財、また無形文化遺産に登録。