あじろ‐ごし【網代輿】
竹や檜(ひのき)の網代を屋根や両わきに張り、黒塗りの押し縁(ぶち)をつけた輿。近世、親王・摂家(せっけ)・清華家(せいがけ)で常用した。
あじろ‐てんじょう【網代天井】
杉や檜(ひのき)を網代に編んで張った天井。主に茶室に用いられる。
あじろ‐ど【網代戸】
木や竹を網代形に編んで作った戸。主に門の戸や、日本式庭園の木戸に用いる。編み戸。
あじろびさし‐の‐くるま【網代庇の車】
唐破風(からはふ)造りの屋根と庇をつけた網代車。親王・摂関・大臣・大将などの乗用。ひさしのくるま。
あじろ‐びょうぶ【網代屏風】
網代3を張った屏風。「山里びたる—などの、ことさらに事そぎて」〈源・椎本〉
あ‐ば【網端/浮子】
1 漁網の縁。 2 漁網の上縁につける、中空のガラス玉などの浮き。
あばしり【網走】
北海道北東部の旧支庁名。平成22年(2010)4月、オホーツク総合振興局に名称変更された。 北海道東部の市。オホーツク総合振興局所在地。オホーツク海に面し、北洋漁業の根拠地。水産加工業・畜産...
あばしり‐がわ【網走川】
北海道北東部を流れる川。阿寒山系に源を発し網走湖を経て、オホーツク海に注ぐ。長さ115キロ。
あばしり‐こ【網走湖】
北海道北東部にある海跡湖(かいせきこ)。周囲39キロメートル、面積32.3平方キロメートル。網走川が南から流れ込み、北から流出している。湖水の上部は淡水層、下部は塩水層となっている。南岸の湖畔に...
あばしり‐こくていこうえん【網走国定公園】
北海道北東部、オホーツク海に面する国定公園。サロマ湖・網走湖などの湖沼や、海岸砂丘・原生花園がある。