いと‐ぐち【糸口/緒】
1 巻いてある糸の端。糸の先。 2 きっかけ。手がかり。「話の—」「解決の—」 3 墨壺(すみつぼ)の、墨糸を引き出す部分。
お【緒】
1 繊維をよった細長い線状のものの総称。糸やひもなど。「堪忍袋の—が切れる」 2 履物につけて足にかけるひも。鼻緒。「下駄(げた)に—をすげる」 3 楽器や弓に張る糸。弦(げん)。「琴の—」 4...
お‐あわせ【緒合(わ)せ】
琴・琵琶などの弦楽器を調弦すること。また、合奏すること。
おがた【緒方】
姓氏の一。 [補説]「緒方」姓の人物緒方洪庵(おがたこうあん)緒方貞子(おがたさだこ)緒方竹虎(おがたたけとら)緒方知三郎(おがたともさぶろう)緒方正規(おがたまさのり)
おがた‐じゅく【緒方塾】
天保9年(1838)、緒方洪庵が大坂に開いた蘭学塾。大村益次郎・橋本左内・長与専斎・福沢諭吉などの人材を輩出した。適々斎塾。適塾。
お‐じめ【緒締め】
袋・巾着(きんちゃく)などの口にまわした緒を束ねて締めるための具。多くは球形で、玉・石・角・練り物などで作る。緒止め。
お‐どめ【緒止め/緒留め】
「緒締(おじ)め」に同じ。
お‐ぶと【緒太】
1 草履や下駄などの鼻緒の太いもの。 2 藺(い)で編んだ、太い鼻緒の、裏をつけない草履。裏無し。藺金剛(いこんごう)。
お‐まき【緒巻(き)】
1 (関東地方で)榺(ちきり)のこと。 2 紡錘(つむ)の異称。
しょ【緒】
物事の糸口。はじめ。ちょ。