ねり‐かす【練り粕/練り糟】
⇒踏込粕
ねり‐かた・める【練(り)固める/煉り固める】
[動マ下一][文]ねりかた・む[マ下二]練って固める。「髪を油で—・めた女が坐っている」〈漱石・満韓ところどころ〉
ねり‐かわ【練(り)革/煉り革】
「撓(いた)め革」に同じ。
ねりかわ‐つば【練革鐔】
練り革を数枚重ね合わせ膠(にかわ)などで固めて作った、刀の鐔。ねりつば。
ねり‐がし【練(り)菓子/煉り菓子】
練り上げて作った菓子。外郎(ういろう)・求肥(ぎゅうひ)飴・ようかんなどの類。
ねり‐がらし【練り芥子/煉り芥子】
芥子の粉を湯または水で練ったもの。
ねり‐きり【練(り)切り/煉り切り】
《「練り切り餡(あん)」の略》和菓子の一。白餡に砂糖を加えて練り、ヤマノイモあるいは求肥(ぎゅうひ)・みじん粉などをまぜてもんだものを、花などの形に作った生菓子。
ねり‐ぎ【練(り)木】
トロロアオイの根の粉末などから製した男色用の閨房(けいぼう)秘薬。江戸時代に市販され、通和散ともいった。
ねり‐ぎぬ【練(り)絹】
《古くは「ねりきぬ」》生糸のまま織りあげ、あとから精練した絹織物。また、練り糸で織った絹織物。練り。→生絹(きぎぬ)
ねり‐くよう【練(り)供養/邌り供養】
1 寺院の法会で、来迎(らいごう)する諸菩薩(ぼさつ)に仮装して練り歩く仏事。5月14日の中将姫の忌日に行われる奈良の当麻寺(たいまでら)のものが有名。《季 夏》「—まつりがほなる小家かな/蕪村...