えん‐かずら【縁葛】
縁板を支えるために、縁束(えんづか)の頭部を内側で連結する横木。
えん‐がく【縁覚】
《(梵)pratyeka-buddhaの訳。辟支仏(びゃくしぶつ)と音写》仏語。仏の教えによらず十二因縁を観じて理法を悟った者、また飛花落葉などの無常を観じて悟った者。ともに師によらないため独覚...
えんがく‐じょう【縁覚乗】
仏語。縁覚の者がみずからの立場とする教え。二乗・三乗の一。
えん‐がまち【縁框】
縁の外端に、縁束(えんづか)より少し外に取り付けた横木。
えん‐がわ【縁側】
1 「縁(えん)6」に同じ。 2 魚のひれの基部にある骨。担鰭骨(たんきこつ)のこと。また、カレイやヒラメの背びれ・しりびれの付け根にある肉。
えん‐きり【縁切り】
[名](スル)親子・夫婦・師弟・交友などの関係を絶つこと。絶縁。
えんきり‐でら【縁切り寺】
江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込み寺。駆け入り寺。
えん‐ぎ【縁起】
《「因縁生起」の略》 1 吉凶の前触れ。兆し。前兆。「—がよい」 2 物事の起こり。起源や由来。 3 社寺・宝物などの起源・沿革や由来。また、それを記した書画の類。「信貴山(しぎさん)—絵巻」 ...
えんぎ‐えまき【縁起絵巻】
社寺の造立(ぞうりゅう)や、その祭神・本尊の造像に関する由来・霊験譚(れいげんたん)などの伝承説話を題材として描いた絵巻。縁起絵。
えんぎししゅう【縁起詩集】
カリマコスの詩集「アイティア」の別邦題。