えん‐の‐つな【縁の綱】
1 寺の開帳のとき、本尊を安置してある内陣から本堂前の供養塔まで張る白木綿の綱。これに手を触れれば、本尊に触れたと同じ功徳(くどく)があるという。 2 葬式のとき、棺の前や後ろにつける白布の綱。...
縁(えん)は異(い)なもの味(あじ)なもの
男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ。縁は異なもの。
えん‐ばしら【縁柱】
縁側の外側にある柱。縁先に立って縁桁(えんげた)を支える柱。
えん‐ばな【縁端】
縁側のはし。縁先。「しばらく—に立って、庭を眺めていたが」〈漱石・それから〉
えん‐びき【縁引き】
1 血縁や親類の関係にあること。縁故。縁辺。ゆかり。 2 縁故を理由にひいきすること。「兵部様の御—がよろしいゆゑ」〈伎・早苗鳥伊達聞書〉
えん‐ぺん【縁辺】
1 物のまわり。物の周縁部。また、一国の周辺。 2 縁故のある人・家。特に血縁・婚姻による親族関係。「—の事なれば妻娘(つまこ)をも呼びて」〈露伴・風流魔〉 3 結婚すること。また、縁づかせるこ...
えんぺん‐こうか【縁辺効果】
⇒周辺減光2
えん‐むすび【縁結び】
1 男女の縁を結ぶこと。縁組み。 2 思う人の名と年齢を小さな紙に書いて折り、社寺の格子や木の枝などに結んで、夫婦になれるように祈願すること。 3 遊女の間に行われた一種の遊戯。多くの男女の名を...
えんむすび‐の‐かみ【縁結びの神】
1 男女の縁を結ぶ神。特に、出雲(いずも)の神。 2 仲人のこと。
縁(えん)もゆかりもな・い
何のかかわりもない。類義の語を重ねて強調した表現。「—・い他人」