けつ‐えん【結縁】
⇒けちえん(結縁)
けち‐えん【血縁】
「けつえん(血縁)」に同じ。「なまめかしきうちしも、—に思はむぞ、あやしき心なるや」〈堤・虫めづる姫君〉
けつ‐えん【血縁】
血のつながりのある間柄。血すじ。また、血のつながっている親族。血族。けちえん。「—をたどる」→地縁 [補説]書名別項。→血縁
けつえん【血縁】
木村荘十の小説。昭和7年(1932)刊。第11回サンデー毎日大衆文芸賞受賞。
げ‐えん【外縁】
仏語。内側の直接的原因を外から助ける間接的な原因。縁。
こう‐えん【後縁】
1 のちの縁。のちのゆかり。 2 航空機の翼断面の後端。
こうらい‐ばし【高麗端/高麗縁】
「こうらいべり」に同じ。「—の、筵(むしろ)青うこまやかに厚きが」〈枕・二七七〉
こうらい‐べり【高麗縁/高麗端】
畳の縁(へり)の一種。白地の綾に雲形や菊花などの紋を黒く織り出したもの。紋に大小があり、親王・大臣などは大紋、公卿は小紋を用いた。のちには、白麻布に黒の小紋を染めたものをもいう。高麗。こうらいばし。
こ‐えん【小縁】
幅のせまい縁側。「—に立ち出で遠見して居られし所に」〈浄・念仏往生記〉
こ‐えん【故縁】
古い縁故。旧縁。「—につながる」