ぬい‐とり【縫(い)取り】
[名](スル)刺繍(ししゅう)をすること。また、染め出してある模様の上を色糸で縫いつづること。また、その模様。「頭文字を—したハンカチ」
ぬいとり‐おり【縫(い)取り織(り)】
文様の部分だけに絵緯(えぬき)を用いて、刺繍(ししゅう)のように織り出すこと。また、その織物。
ぬい‐と・る【縫(い)取る】
[動ラ五(四)]縫い取りをする。「裾に青海波を—・った訪問着」
ぬい‐なおし【縫(い)直し】
縫い直すこと。また、縫い直したもの。縫い返し。「—の浴衣(ゆかた)」
ぬい‐なお・す【縫(い)直す】
[動サ五(四)]縫ってあるものをほどいて、改めて縫う。縫い返す。「着物を子供用に—・す」
ぬい‐はり【縫(い)針】
裁 縫。針仕事。「稽古している—だの琴だの活花だのを」〈漱石・こゝろ〉
ぬい‐ばり【縫(い)針】
縫い物に用いる針。
ぬい‐ぼとけ【縫(い)仏】
縫い取りで表した仏の像。刺繍(ししゅう)した仏像。
ぬい‐め【縫(い)目】
1 布の上に見える、縫った糸の目。「—が飛ぶ」 2 縫い合わせたさかいめ。「—がほどける」
ぬい‐もの【縫(い)物】
1 衣服などを縫うこと。裁縫。また、縫ったもの。「—をして生計を立てる」 2 (「繍」とも書く)刺繍(ししゅう)。ぬいとり。「むつかしげなるもの、—の裏」〈枕・一五五〉