しげ‐だるき【繁垂木】
間隔を詰めて並べた軒先の垂木。また、そのような配置。⇔疎(まばら)垂木。
しげ‐の【繁野】
草木の茂った野。「夕狩に鳥踏み立て馬並(な)めて御狩ぞ立たす春の—に」〈万・九三一〉
しげ‐ぼね【繁骨】
1 格子の、桟の目が細かいもの。また、その格子。 2 提灯(ちょうちん)の、骨の数が多いもの。
しげ‐み【茂み/繁み】
草木の生い茂っている所。「葦(あし)の—」《季 夏》
しげ‐めゆい【滋目結い/繁目結い】
一面に絞り染めを施した総模様。
しげ‐もん【繁文】
一定の文様を狭い間隔で密に繰り返したもの。また、その織物や染め物。⇔遠文(とおもん)。
しげ‐やま【繁山】
草木の生い茂った山。「—の谷辺(たにへ)に生ふる山吹を」〈万・四二〇九〉
しげり【茂り/繁り】
草木などが生い茂ること。また、茂った所。しげみ。「青葉の—」《季 夏》「山伏の法螺(ほら)吹立つる—かな/子規」
しげり‐あ・う【茂り合う/繁り合う】
[動ワ五(ハ四)]草や葉が重なって茂る。「下草が—・う」
しげ・る【茂る/繁る】
[動ラ五(四)]草木が生長して、枝葉がたくさん生え出る。盛んに生える。「若葉が—・る」「雑草が—・る」《季 夏》