いと‐にしき【糸錦】
1 数種の色糸で文様を織り出した織物。女帯地などに用いる。近世初期に中国から伝来。主産地は、京都・桐生。 2 《組糸で皮を連ねてつづるところから》毛皮で作った衣。皮衣(かわごろも)。
いと‐ひめ【糸姫】
製糸・織物工場の女子工員の称。
いと‐もの【糸物】
1 織物。 2 弦楽器。 3 三味線を伴う演芸の総称。 4 《近世語》素麺(そうめん)をいう女性語。
いばら【井原】
岡山県南西部の市。山陽道の宿場町として発展。備中縞(びっちゅうじま)の発祥地。デニム布地など織物業が盛ん。人口4.4万(2010)。
イフラバ【Jihlava】
チェコ東部、モラバ地方の都市。チェコモラバ高地を流れるイフラバ川沿いに位置する。13、14世紀に銀鉱山で栄え、同国で最も早く鉱業が興り、貨幣鋳造所が置かれた。16世紀の大地震による閉山後は織物業...
いぼた‐ろう【水蝋蝋/虫白蝋】
イボタノキに寄生するイボタロウムシの幼虫が分泌した蝋を、加熱溶解し、冷水中で凝固させたもの。ろうそくの原料や、生糸織物や家具・革製品のつや出し、止血薬などに使用。虫蝋(ちゅうろう)。
いま‐おり【今織り】
《今風の織物の意》江戸時代、京都西陣で織っていた金襴(きんらん)の一。「帯は—の短きを無理にうしろに結び」〈浮・一代男・三〉
いま‐わたり【今渡り】
江戸時代に入ってから舶来したこと。また、その織物や陶磁器など。新渡(しんと)。→古(こ)渡り →中(なか)渡り →後(のち)渡り
イヤマーク【earmark】
《元来は所有者を明示するために羊の耳につけた焼き印》 1 貿易や借款によって外国で取得した金を、為替決済の支払い準備などの目的で、その国の中央銀行に寄託して保管しておくこと。 2 借入国が貸付国...
いらくさ‐おり【刺草織(り)】
イラクサの茎の繊維から紡いだ糸で織った織物。