疑(うたが)わしきは罰(ばっ)せず
刑事訴訟で、犯罪事実がはっきりと証明されないときは、被告人の利益になるように決定すべきであるという原則。疑わしきは被告人の利益に。
うち‐か・える【打ち替える】
[動ア下一][文]うちか・ふ[ハ下二] 1 改めて打つ。打ちなおす。「綿を—・える」 2 取り替える。「避(よ)きぬなどの給はするは、おろかなる罪に—・へさせ給ふにや」〈源・竹河〉
うち‐くび【打(ち)首】
罪人の首を切る刑罰。斬罪(ざんざい)。斬首(ざんしゅ)。
うち‐て【打(ち)手】
1 (「撃ち手」とも書く)銃砲などを撃つ人。射手。 2 太鼓・鉦(かね)などを鳴らす人。また、それにすぐれた人。 3 (「討ち手」とも書く)敵や罪人などを討伐したり捕らえたりするために向かう人・...
うっ‐て【討っ手】
《「うちて」の音変化》賊軍・罪人などを討伐または逮捕する人。「—をさし向ける」
うつけ【空け/虚け】
《動詞「うつ(空)ける」の連用形から》 1 中のうつろなこと。から。からっぽ。 2 愚かなこと。ぼんやりしていること。また、そのような者。まぬけ。「余りに頼効(たのみがい)なき—の罪を」〈鏡花・...
うつ‐びょう【鬱病】
憂鬱な気分が毎日続き、興味や喜びが感じられなくなる精神疾患。気分障害の一つ。不眠や過眠、食欲不振や過食、頭痛、倦怠感(けんたいかん)などの身体症状を伴い、病状が進行すると、自分には価値がないと感...
うべ‐な・う【諾なう/宜なう】
[動ワ五(ハ四)]《副詞「うべ」+接尾語「なう」から。平安時代以降は「むべなう」とも表記》 1 願いや要求を引き受ける。同意する。うけがう。「その甥の申し出を女に伝えることを—・わないわけにはい...
うめがわ【梅川】
浄瑠璃「冥途(めいど)の飛脚」、および同系統の浄瑠璃・歌舞伎などに登場する主人公。大坂新町の遊女で、300両の封印切りの大罪を犯した飛脚業の忠兵衛に身請けされ、新口村(にのくちむら)へ駆け落ちする。
うらかみのたびびとたち【浦上の旅人たち】
今西祐行の小説。明治初期、流罪となった長崎県浦上のキリシタン達の苦悩を描く。昭和44年(1969)刊行。