む‐こ【無辜】
《「辜」は罪の意》罪のないこと。また、その人。「家臣を擅(ほしいまま)に手刃するばかりでなく、—の良民を捕えて」〈菊池寛・忠直卿行状記〉
む‐ざい【無罪】
1 罪がないこと。 2 刑事裁判で、被告人の行為が罪にならないか、または犯罪が証明されないこと。また、その判決。「—放免」⇔有罪。
むしゅく‐ろう【無宿牢】
江戸時代、無宿の罪人を入れた牢。二間牢(にけんろう)。
むしんがくたいぜん【無神学大全】
《原題、(フランス)La somme athéologique》バタイユが第二次大戦中に著した「内的体験」「有罪者」「ニーチェについて」の3作品の総称。題名はトマス=アクィナスの「神学大全」のもじり。
む‐じつ【無実】
[名・形動]《古くは「むしつ」》 1 事実がないこと。実質がないこと。「有名—」 2 罪を犯していないのに、罪があるとされること。冤罪(えんざい)。「—の罪」「—を訴える」 3 誠実さがないこと...
むじつ‐の‐つみ【無実の罪】
実際には犯していない罪。冤罪(えんざい)。「—で裁かれる」
む‐たい【無体/無代/無台】
[名・形動]《古くは「むだい」とも》 1 無理なこと。無法なこと。また、そのさま。「—を働く」「—な所業」 2 (無体)形のないこと。無形。 3 ないがしろにすること。おろそかにすること。また、...
む‐ほん【謀反/謀叛】
[名](スル) 1 時の為政者に反逆すること。国家・朝廷・君主にそむいて兵を挙げること。律の八虐の規定では国家に対する反逆をいい、「謀叛」の字を用い、謀反(むへん)、謀大逆(ぼうたいぎゃく)に次...
むら‐あずけ【村預け】
江戸時代、罪人を村役人に預け、一定期間監禁した刑罰。村置き。
む‐らい【無礼】
「ぶれい(無礼)」に同じ。「—の罪はゆるされなむや」〈源・常夏〉