なりひら‐づくり【業平作り】
在原業平のような美男子の容姿。「花橘(はなたちばな)の袖の香に、昔男の—」〈浄・歌念仏〉
にまい‐め【二枚目】
1 歌舞伎の役柄で、主に恋愛場面を見せる美男の立ち役。江戸時代の劇場で、表の看板の右から2番目に名が書かれたところからいう。また一般に、演劇・映画などの美男役。→三枚目 2 《1から転じて》美男...
にんぎょうさしちとりものちょう【人形佐七捕物帳】
横溝正史の時代小説のシリーズ名。江戸を舞台に、人形佐七の通り名で知られる美男の岡っ引き佐七が、さまざまな事件を解決していく娯楽作品。シリーズ第1作の「羽子板娘」は昭和13年(1938)「講談雑誌...
び‐だんし【美男子】
「美男(びなん)」に同じ。
び‐だん【美男】
⇒びなん(美男)
び‐なん【美男】
1 顔かたちの美しい男。好男子。美男子。びだん。「—美女」 2 「美男鬘(かずら)」に同じ。
びなん‐かずら【美男葛】
1 サネカズラの別名。《季 秋》 2 1の茎を浸して得た粘液。鬢(びん)つけ油の代用や製紙用ののりとして用いる。美男石(びなんせき)。
びなん‐かずら【美男鬘】
狂言装束の一。女性役に用いるかぶり物で、長さ約5メートルの白布を頭に巻き、両端を顔の左右に垂らして帯にはさんだもの。美男帽子。
び‐なんし【美男子】
「美男(びなん)」に同じ。
びなん‐せき【美男石】
「美男葛(びなんかずら)2」に同じ。