はな‐ごけ【花苔】
ハナゴケ科の地衣類。高山や寒冷地に群生。全体が樹状に分枝し、高さ3〜10センチ、灰白色。枝の先に子器(しき)がつき、暗褐色。北極圏ではトナカイの飼料に利用。となかいごけ。
はま‐よもぎ【浜艾】
キク科の多年草。河口付近に群生し、満潮時には海水につかる。高さ30〜90センチ。葉は羽状に深く切れ込む。秋、小花を多数円錐状につける。近畿地方以西に分布。ふくど。
はら‐たけ【原茸】
ハラタケ科のキノコ。夏から秋に草原などに群生する。高さ5〜10センチ。傘は初め球形、のち平らに開く。肉は厚く、白色から淡紅色に変わる。食用。マッシュルームはこの改良品種。
はり‐い【針藺】
カヤツリグサ科の一年草。田や湿地に群生し、高さ8〜18センチ。茎は細く、葉はない。夏から秋、卵形から楕円形の淡紫褐色の小さい穂をつける。
ばくち‐の‐き【博打の木】
バラ科の常緑高木。関東以西の暖地に自生。樹皮は灰褐色で、うろこ状にはげ、あとが紅黄色になる。葉は大形の楕円形。9月ごろ、白い小花が群生して咲き、翌年初夏に楕円形の黒紫色の実が熟す。葉からとれる液...
パンパス‐グラス【pampas grass】
イネ科の多年草。群生し、高さ約3メートル。雌雄異株で、秋、銀白色の大形の穂をつける。アルゼンチンのパンパスに分布。庭園などに植え、ドライフラワーにも利用。しろがねよし。
ひがしよか‐ひがた【東よか干潟】
佐賀市南部、東与賀町にある干潟。有明海沿岸に位置する。シチメンソウが群生し、ムツゴロウ・ワラスボなどが生息する。平成27年(2015)ラムサール条約に登録された。
ひとよ‐たけ【一夜茸】
ナヨタケ科のキノコ。庭や畑に群生し、高さ6〜12センチ。灰白褐色で、胞子が熟すと傘が黒くなって溶ける。ごく若いものは食用になるが、酒といっしょに食べると中毒する。
ひな‐ぎく【雛菊】
キク科の多年草。群生し、葉はへら形。春、高さ約10センチの花茎を伸ばし、淡紅・紫紅・白色などの頭状花を開き、秋ごろまで咲く。ヨーロッパ西部の原産で、観賞用。延命菊。延齢客(えんれいかく)。デージ...
ひょうたん‐ごけ【瓢箪苔】
ヒョウタンゴケ科のコケ。全体に淡緑色で、湿地に群生する。高さ約1センチ。小さい葉がつく。茎の先から細い柄を出し、ひょうたん形の胞子嚢(ほうしのう)をつけ、熟すと褐色になる。