じゆう‐しゅぎ【自由主義】
個人の権利や自由を基本とし、社会のあらゆる領域における個人の自由な活動を重んずる思想的立場。ロック・ルソー・アダム=スミスらがその代表。17、18世紀の市民革命の成立と、資本主義の興隆とともに発...
じゆうしんしょう‐しゅぎ【自由心証主義】
裁判に必要な事実の認定について、証拠の評価を裁判官の判断にゆだねるという考え方。日本の民事・刑事裁判では、この主義を採用。→法定証拠主義 [補説]日本の裁判員裁判では、裁判官と同様にそれぞれの裁...
じゆうそうぞく‐しゅぎ【自由相続主義】
だれを相続人にするかを被相続人の自由意志に任せる立法主義。近代において、相続が主として財産相続となるに及んで認められた。英米法系に多い。
じゆうほうにん‐しゅぎ【自由放任主義】
1 各自の自由に任せて、いっさい干渉しない考え方や立場。 2 経済については国家による統制や干渉を排除し、個人の自由な利益追求活動に任せるべきであるとする経済政策上の主義。18世紀に、フランスの...
じょう‐ぎ【情義】
人情と義理。「—を欠く」「—の間往々過ちを生ずるに」〈織田訳・花柳春話〉
じょう‐ぎ【情誼/情義/情宜】
人とつきあう上での人情や誠意。「—に厚い人」
じんかく‐しゅぎ【人格主義】
人格に絶対的価値をおく哲学・倫理学の立場。自律的人格に比類のない尊厳を認めるカントの道徳哲学など。 [補説]書名別項。→人格主義
じんかくしゅぎ【人格主義】
哲学者・評論家の阿部次郎の著作。大正11年(1922)刊行。
じん‐ぎ【仁義】
1 仁と義。儒教道徳の根本理念。 2 道徳上守るべき筋道。「—にもとる行為」「—を重んじる」 3 他人に対して欠かせない礼儀上の務め。義理。 4 《「辞宜(じんぎ)」からか》ばくち打ち・香具師(...
じん‐ぎ【辞宜/辞義】
《「じぎ(辞宜)」の音変化》あいさつ。えしゃく。「申し上ぐるところの—、余儀なし」〈曽我・二〉