あだ‐な・い
[形][文]あだな・し[ク]《中世・近世語》 1 はかない。「夢まぼろしのうき世—・い命と存ずるによりて」〈狂言六義・魚説法〉 2 「あどない」の音変化。「物腰になまりあって、—・いところがかは...
あつものざき【厚物咲】
中山義秀の短編小説。昭和13年(1938)発表。同年、第7回芥川賞受賞。題名の厚物咲は、分厚く花弁の多い鑑賞菊のこと。
あて‐じ【当て字/宛字】
日本語を漢字で書く場合に、漢字の音や訓を、その字の意味に関係なく当てる漢字の使い方。狭義には、古くから慣用の久しいものについていう。「目出度(めでた)し」など。借り字。
アテネ‐おんがくどう【アテネ音楽堂】
《Ateneul Român》ルーマニアの首都ブカレストにある音楽堂。1888年に新古典主義様式で建造。ジョルジェ‐エネスクフィルハーモニー管弦楽団が本拠を置き、隔年でエネスク国際音楽祭が催され...
あと‐あがり【後上がり/跡上がり】
「後ろ上がり2」に同じ。⇔後下がり。「風俗律義に、あたまつき—に」〈浮・永代蔵・一〉
後足(あとあし)で砂(すな)をか・ける
恩義のある人を裏切るばかりか、去りぎわにさらに迷惑をかけることのたとえ。
あとかた‐な・い【跡形無い】
[形][文]あとかたな・し[ク] 1 以前そこにあった事物がすっかりなくなっているさま。跡形もない。「—・く焼失した」 2 わけがわからない。また、根拠がない。「あはれ、これ程—・き事を仰せ候御...
アドホクラシー【adhocracy】
《ad hoc(臨時の、その場限りの)と-cracy(制度、体制)からの造語》その時々の状況に応じて柔軟に対処する姿勢。または、そのような主義。1970年代、米国の未来学者アルビン=トフラーが、...
アドボカシー‐アドバタイジング【advocacy advertising】
主張広告。企業や団体、個人が、自らの主義・主張を広く社会に伝達することを目的として行う広告の総称。
あどを打(う)・つ
相手の話に調子を合わせて受け答えする。あどうつ。「わざと顔をかくし下女に—・たせ、よそながら物語を聞き給ふ」〈浮・御前義経記・八〉