う‐ぼう【羽旄】
昔の、軍隊を指揮する幢(はたぼこ)の一。雉(きじ)の羽と旄牛(ぼうぎゅう)(ヤク)の尾とを、竿(さお)の先端に飾りつけたもの。
う‐もう【羽毛】
1 鳥のはね。また、鳥の柔らかな綿毛。 2 鳥のはねと獣の毛。「前代の御時に、—の類はすべて禁忌の物なりしかば」〈折たく柴の記・中〉
うもう‐きょうりゅう【羽毛恐竜】
《feathered dinosaurs》体表が羽毛で覆われた恐竜。1996年に中国遼寧省の白亜紀前期層で羽毛の痕跡のある恐竜化石が発見されたことで存在が明らかになった。最初に発見された羽毛恐竜...
うもう‐だに【羽毛蜱】
ウモウダニ科のダニの総称。体長0.4ミリほど。雄の第3脚が極端に肥大している。鳥の羽毛や皮膚の落ちくずを食べ、鳥の種ごとに別種のウモウダニが寄生する。
うもう‐ぶとん【羽毛布団】
鳥の羽毛を中に入れた布団。 [補説]布団にはダウン(下羽)とフェザー(羽軸のある羽毛)が用いられるが、ダウンが50パーセント以上のものを羽毛布団、フェザーが50パーセント以上のものを羽根布団とよ...
う‐よく【羽翼】
1 はねとつばさ。鳥のつばさ。 2 助けること。助けとなること。また、その人。補佐。「帝王の—となる」「—の臣」 3 植物などの一器官の左右につばさ状に広がっているもの。
う‐りん【羽林】
近衛府の唐名。また、近衛中将・少将の唐名。
うりん‐け【羽林家】
公家(くげ)の家格の一。摂関家・清華家・大臣家に次ぐ格式で、近衛の少将・中将を経て、参議・中納言・大納言に上ることができた。滋野井・飛鳥井・四辻・高倉など二七家。
は【羽】
1 鳥・虫などのはね。「尾—打ち枯らす」「—うちわ」「空蝉の—にをく露の木隠れて忍び忍びに濡るる袖かな」〈源・空蝉〉 2 矢につける鳥のはね。方向を固定する役割をする。矢羽根。「鷹(たか)の—の...
は‐あり【羽蟻】
アリ・シロアリ類で、初夏から盛夏にかけての交尾期に、羽化して巣から飛び立った女王アリと雄アリ。はねあり。《季 夏》「—とぶや富士の裾野の小家より/蕪村」