めどり‐ば【雌鳥羽】
《雌鳥は左の翼で右の翼をおおうとされるところから》物の重ね方で、左を上に右を下にすること。めんどりば。
めん‐う【綿羽】
鳥の羽で、羽軸がほとんどなく、繊維状で柔らかいもの。普通の羽の下に生え、保温に役立つ。水鳥に多い。ダウン。わたばね。
わた‐ばね【綿羽】
⇒めんう(綿羽)
めんどり‐ば【雌鳥羽】
「めどりば」の音変化。「楯(たて)を—につき並べて」〈平家・一一〉
もんき‐あげは【紋黄揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張11〜14センチ。翅は黒く、後ろ翅に黄白色の紋がある。暖地に多く、幼虫はキハダ・カラスザンショウなどの葉を食べる。
もん‐ぱ【紋羽】
綿布の一種。地質が粗く、柔らかで、けば立ったもの。足袋裏や肌着に用いられた。
や‐ばね【矢羽根/矢羽】
1 矢に矧(は)ぐ鳥の羽根。ワシ・タカ・キジなどの翼の羽と尾羽が用いられ、矢の飛行方向を保つためにつける。護田鳥尾(うすべお)・中黒・切り斑(ふ)など、斑文の名でよばれる。 2 1の形を表した模様。
やり‐ば【遣羽】
矢羽のうち、矢をつがえたときに垂直に下方に向く羽。四立(よつだて)の矢にだけあるもの。
ゆすり‐ば【弓摺羽】
矢羽のうち、矢をつがえて射るときに弓に触れるほうの羽。
わ【羽】
[接尾]助数詞。鳥やウサギを数えるのに用いる。「一—」「二—」 [補説]上に来る数詞の末音によって、「ば(三羽)」または「ぱ(六羽・八羽)」ともなる。