つい‐こう【追考】
[名](スル)あとからさらに考えてみること。また、その考え。「—する事良(やや)久しと雖(いえ)ども未だ解する能わず」〈織田訳・花柳春話〉
とくがわきんれいこう【徳川禁令考】
明治時代、司法省によって編纂(へんさん)された江戸幕府の法令集。102巻。江戸時代の法制・政治・経済などを研究する上での重要史料。
どうぶんつうこう【同文通考】
江戸中期の文字研究書。4巻。新井白石著。宝暦10年(1760)刊。漢字・仮名・国字などの成立・沿革などを体系的、実証的に研究したもの。文字考。書契文談。
ない‐こう【内考】
律令制で、内位の人についての勤務評定。→外考(げこう)
なぎのはこう【なぎの葉考】
野口冨士男の短編小説。昭和54年(1979)、「文学界」9月号に掲載。翌年、第7回川端康成文学賞受賞。
ならやまぶしこう【楢山節考】
深沢七郎の小説。昭和31年(1956)発表。姨捨山伝説を題材とする。 木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和33年(1958)公開。出演、田中絹代、高橋貞二ほか。 今村昌平監督・脚本によ...
のりとこう【祝詞考】
祝詞の注釈書。3巻。賀茂真淵(かものまぶち)著。明和5年(1768)成立。寛政12年(1800)刊。「延喜式」所収の祝詞の学問的研究として最初のもの。
はりまふどきしんこう【播磨風土記新考】
井上通泰の著作。奈良時代に編纂(へんさん)された「播磨風土記」の研究書。
ばん‐こう【万考】
さまざまに考えをめぐらすこと。「千思—」
ばんしょこう【蕃藷考】
江戸中期の農書。1巻。青木昆陽著。享保20年(1735)刊。救荒作物としての蕃藷(サツマイモ)の栽培法・貯蔵法などを記したもの。