あ‐せい【亜聖】
《「亜」は次ぐ意》 1 聖人に次ぐりっぱな人。大賢人。 2 《聖人とされる孔子に次ぐ人として》孟子(もうし)または顔回(がんかい)をいう。
あら‐ひじり【荒聖】
荒行をする僧。また、乱暴な僧。荒法師。「文覚は、天性(てんせい)不敵第一の—なり」〈平家・五〉
いし‐ひじり【石聖】
俗事に心を動かされない、徳行堅固な僧。「東大寺の—経住が、我は観音の化身なりと名のれども」〈沙石集・一〉
い‐せい【医聖】
大変すぐれた医者。聖人として崇拝されるほどの名医。ヒポクラテスなどをいう。
えい‐せい【叡聖】
徳があり、賢明なこと。主として天子をたたえていう語。「—文武」
えいせい‐きせい【永世棋聖】
将棋で、棋聖のタイトルを通算で5期以上保持した棋士に与えられる称号。原則として現役を引退した後に名乗る。 [補説]大山康晴[1923〜1992]・中原誠[1947〜 ]・米長邦雄[1943〜20...
おおみね‐ひじり【大峰聖】
大峰山で修行する修験者。
かくねん‐むしょう【廓然無聖】
仏語。「碧巌録」にある言葉で、大悟(だいご)の境地には聖人と凡夫の区別はないということ。
か‐せい【歌聖】
非常にすぐれた歌人。うたのひじり。特に、柿本人麻呂・山部赤人をいう。
かんじん‐ひじり【勧進聖】
諸方を勧進して歩く遊行(ゆぎょう)の僧。特に時宗の僧で、芸能に堪能な者が多かった。勧進僧。勧進坊主。