きこ・す【聞こす】
[動サ四] 1 《「き(聞)かす」の音変化》「聞く」の尊敬語。お聞きになる。「麗(くは)し女を有りと—・して」〈記・上・歌謡〉 2 《1の意味から変化したものとも、下位者に言い聞かせる意の四段活...
きまり‐き・る【決(ま)り切る】
[動ラ五(四)](多く「きまりきって」「きまりきった」の形で用いる) 1 当然のことになっている。言うまでもなくはっきりしている。「そんな—・ったことを聞くな」 2 いつも同じで型にはまっている...
肝(きも)を砕(くだ)・く
1 あれこれと思い悩む。「これを聞き、かれを聞くにも、心を迷はし—・く」〈盛衰記・四一〉 2 苦心して考えをめぐらす。「君臣共に—・きて、呉王をうる事、二十ヶ年の春秋」〈曽我・五〉
きょう‐かんかく【共感覚】
音を聞くと色が見えるというように、一つの刺激が、それによって本来起こる感覚だけでなく、他の領域の感覚をも引き起こすこと。→色聴(しきちょう)
きょ‐しん【虚心】
[名・形動]心に何のこだわりももたずに、すなおであること。また、そのさま。「忠告を—に聞く」 [派生]きょしんさ[名]
きん‐ちょう【謹聴】
[名](スル) 1 つつしんで聞くこと。拝聴。「講話を—する」 2 演説会などで、「静かに聞こう」の意で聴衆が発する語。
ぎ‐づよ・い【義強い】
[形][文]ぎづよ・し[ク]義理がたい。信義を重んじる心が強い。「駄右衛門どのは盗賊でも—・いお人と聞く故に」〈伎・青砥稿〉
ぎょう‐ごう【行業】
1 仏道の修行。 2 行い。行状。「我、聖人(しゃうにん)の—を聞く」〈今昔・七・一七〉
くい‐つき【食(い)付き】
1 食いつくこと。「魚の—が悪い」 2 物事を始めるきっかけ。「隣ずからの寒暄(かんけん)の挨拶が—で、親々が心安く成るにつれ」〈二葉亭・浮雲〉 3 ある食べ物を好んで食べるようになること。「そ...
くさ‐まくら【草枕】
[名]《旅先で、草で仮に編んだ枕の意から》旅寝すること。旅先でのわびしい宿り。くさのまくら。「衣うつ音を聞くにぞ知られぬる里遠からぬ—とは」〈千載・秋下〉
[枕] 1 「旅」「旅寝」および同...