こつ‐にく【骨肉】
1 骨と肉。肉体。 2 直接に血のつながっているもの。親子・兄弟など。肉親。「—の情」「—の争い」
骨肉(こつにく)相食(あいは)・む
肉親どうしが争い合う。骨肉相争う。「遺産をめぐっての—・む争い」 [補説]他人同士が争う場合には、この句は使わない。
しん【親】
[音]シン(呉)(漢) [訓]おや したしい したしむ ちかい みずから [学習漢字]2年 〈シン〉 1 父母。おや。「親権/養親・両親・老親」 2 縁続きの身内。「親戚(しんせき)・親族・親...
しん‐きょう【親兄】
肉親である兄。実兄。しんけい。「入鹿が妹橘姫—に代へ忠義の貞節」〈浄・妹背山〉
しん‐み【親身】
[名・形動] 1 血筋や結婚などで近しくつながっている人。近い身内。近親。「—も及ばない世話をする」 2 肉親であるかのように、こまやかな心づかいをすること。また、そのさま。「—な忠告」「—にな...
大義(たいぎ)親(しん)を滅(めっ)す
《「春秋左伝」隠公四年から》君主や国家の大事のためには、肉親の情をも顧みない。大義のためには親兄弟をも犠牲にする。
ちくしょう‐どう【畜生道】
1 仏教で、六道の一。悪業の報いによって死後に生まれ変わる畜生の世界。 2 道徳上、許すことのできない肉親間の色情。
ちゅうごくざんりゅう‐こじ【中国残留孤児】
第二次大戦終結後の混乱の際、主として中国東北部(旧満州)にいた日本人民間人の子供で、肉親と離ればなれになり、そのまま中国人養父母のもとで育てられてきた人。中国残留日本人孤児。→中国残留邦人
とししゅんでん【杜子春伝】
中国、唐代の伝奇小説。鄭還古(ていかんこ)著。杜子春が、ある仙人に認められ、仙人になるため華山に登って修行したが、肉親に対する愛情を捨てきれずに失敗する物語。芥川竜之介の「杜子春」はこの翻案。
にく【肉】
[音]ニク(呉) [訓]しし [学習漢字]2年 1 動物の皮下で骨を包む柔らかい組織。「肉塊・肉片/筋肉・贅肉(ぜいにく)・皮肉・髀肉(ひにく)」 2 食用にする動物の肉。「肉牛・肉汁・肉食/牛...