ぬけ‐お・ちる【抜け落ちる】
[動タ上一][文]ぬけお・つ[タ上二] 1 生えていたり刺さっていたりしたものが取れて落ちる。また、重みのかかっていた面などが下に抜けて落ちる。「髪の毛が—・ちる」「床が—・ちる」 2 あるべき...
のが・す【逃す/遁す】
[動サ五(四)] 1 にげさせる。にがす。「捕虜を—・す」 2 つかみそこなう。失する。逸する。「機会を—・す」 3 (動詞の連用形に付いて)…すればできたのに、…しないでしまう意、また、…しそ...
はじめ【始め/初め】
1 はじめること。また、はじめた時期。「勤め—」「タバコの吸い—」⇔終わり。 2 物事の起こり。起源。「国の—」 3 物事を行う最も早い時期。最初のころ。副詞的にも用いる。「五月の—」「何をする...
葉(は)を欠(か)いて根(ね)を断(た)つ
枝葉を除こうとして、大切な根をだめにしてしまう。小さな欠点を除こうとして、肝心な根本をだめにしてしまうことのたとえ。
ひき‐ぎわ【引(き)際/退き際】
それまでの地位・立場などから退くときの時期や身の処し方。ひけぎわ。「—が悪い」「—が肝心だ」
ひっ‐こみ【引っ込み】
1 引いてきて中に入れること。引き込み。 2 その場やその物事から身を引くこと。「—際が肝心だ」 3 歌舞伎で、役者が舞台から退場すること。また、そのときの演技・演出。「花道の—」
百様(ひゃくよう)を知(し)って一様(いちよう)を知(し)らず
博識であるが、肝心なことを知らない。また、博識であるが、本当に知っているものは一つもない。
ピントが外(はず)・れる
1 写真で、ピントが合わず像がぼける。「—・れた写真」 2 主眼からずれている。物事の肝心なところをとらえていない。「—・れた議論」
ピント‐はずれ【ピント外れ】
[名・形動] 1 写真で、ピントが合っていないこと。 2 物事の肝心なところをとらえていないこと。また、そのさま。「—な(の)応答」
仏(ほとけ)造(つく)って魂(たましい)入(い)れず
物事をほとんど仕上げながら、肝心な最後の仕上げが抜け落ちていることのたとえ。仏造って眼(まなこ)を入れず。