はちにん‐がた【八人肩】
八人が交代で駕籠(かご)を担ぐこと。また、その駕籠。八枚肩。「—の大乗物」〈浮・一代男・七〉
はちまい‐がた【八枚肩】
「八人肩(はちにんがた)」に同じ。「乗り物やれ、参れと伝へて—」〈浄・会稽山〉
はやうち‐かた【早打ち肩】
急に肩が充血して激痛を感じ、動悸(どうき)が高まり人事不省になる病気。うちかた。はやかた。「病人のくせに長湯をするからだ。…それこそ—だあ」〈滑・浮世風呂・前〉
はん‐かた【半肩】
一方の肩。
ひ‐けん【比肩】
[名](スル)肩を並べること。同等であること。匹敵。「大国に—する経済力」
ひと‐かた【一肩】
1 駕籠(かご)などの一方を担ぐこと。 2 負担の一部を受け持つこと。
へんたん‐うけん【偏袒右肩】
1 仏語。僧が相手に恭敬の意を表す袈裟(けさ)の着方で、右肩を肩脱ぎにし、左肩のみを覆うこと。古代インドの王に対する礼法に由来する。 2 片肌脱ぎになること。「—の湯上りに浴衣姿」〈滑・浮世風呂・前〉
まて‐がた【両手肩】
両方の手と両方の肩。一説に、マテガイが砂にもぐってできる跡とも。「—にかきつむ海人の藻塩草けぶりはいかに立つぞとや君」〈斎宮女御集〉
よまい‐がた【四枚肩】
「しまいがた(四枚肩)」に同じ。
ろ‐かた【路肩】
道路の有効幅員の外側の路面。ろけん。「—注意」