とり‐ざかな【取り肴】
1 一つの器に盛って出し、各自が分けて取る酒の肴。 2 日本料理で、最後の中酒(ちゅうしゅ)膳に出す肴。特に珍品などを用いる。
な【肴】
鳥獣の肉や魚介・野菜など、酒・飯に添える副食物の総称。おかず。「後妻(うはなり)が—乞はさば柃(いちさかき)実の多けくを」〈記・中・歌謡〉
なま‐ざかな【生魚/生肴】
煮たり焼いたりしていないなまの魚。なまうお。
に‐ざかな【煮魚/煮肴】
魚を味付けして煮たもの。
のし‐ざかな【熨斗肴】
祝儀に用いる熨斗鮑(のしあわび)。
はち‐ざかな【鉢肴】
鉢に盛って出す酒の肴(さかな)。また、懐石料理で、焼き魚のこと。
ひき‐ざかな【引き肴】
酒宴の膳に添えて引き出物として出す肴。
び‐こう【美肴】
美味な酒のさかな。「美酒—」
やき‐ざかな【焼(き)魚/焼き肴】
魚に塩を振るなどして焼いたもの。