たん‐のう【胆嚢】
肝臓の下面にある袋状の器官。肝臓でつくられた胆汁を一時的に蓄え、必要に応じて十二指腸へ排出する。
たんのう‐えん【胆嚢炎】
胆嚢の炎症。大腸菌などの細菌感染や胆石などが原因で起こり、右上腹部の激痛や吐き気・黄疸(おうだん)などの症状がみられる。
たんのう‐かん【胆嚢管】
胆汁の通り道となる胆管のうち、胆嚢へと分岐している部分。
たんのうけっせき‐しょう【胆嚢結石症】
胆嚢(たんのう)に結石ができる病気。胆石症の一つ。
胆(たん)は大(だい)ならんことを欲(ほっ)し心(こころ)は小(しょう)ならんことを欲(ほっ)す
《「旧唐書」孫思邈伝から》人は、度胸は大きく、注意は細かでありたいものである。→胆大心小(たんだいしんしょう)
たん‐ばん【胆礬】
《「たんぱん」とも》硫酸銅からなる鉱物。青色半透明で光沢がある柱状・板状結晶。三斜晶系。硫化銅鉱床に二次鉱物として産出。吐剤・除虫剤などに用いる。カルカンサイト。
たん‐ゆう【胆勇】
ものに動じない勇気があること。「—無双」「その生平—ありて、性行純実なる一斑を見るに足れり」〈中村訳・西国立志編〉
たん‐りゃく【胆略】
大胆で知略のあること。「—ある者に非ざれば」〈柳河春三編・万国新話〉
たん‐りょく【胆力】
事にあたって、恐れたり、尻ごみしたりしない精神力。ものに動じない気力。きもったま。「—を練る」
たん‐りょくそ【胆緑素】
⇒ビリベルジン