いら【刺】
1 草木のとげ。いらら。 2 魚の背びれのとげ。 3 イラクサのこと。
いらか【甍】
《高くとがっている部分の意の「苛処(いらか)」からという》 1 家の上棟(うわむね)。家屋の背。屋根の頂上の部分。また、屋根に葺(ふ)いた棟瓦(むねがわら)。 2 屋根瓦。また、瓦葺きの屋根。「...
いるか【海豚】
クジラ目の哺乳類のうち、小形のハクジラ類の総称。体長1〜5メートル、体形は紡錘状、口の先がくちばし状で、背びれのあるものが多い。マイルカ・カマイルカ・バンドウイルカなど大部分が海洋性であるが、カ...
いろ‐びと【色人】
1 美しくなまめかしい人。「その名も月の—は」〈謡・羽衣〉 2 遊女。「実(じつ)は今様の手本、いづれの—もこれを背かず」〈浮・御前義経記・五〉 3 色道に通じた人。通人。粋人。「世の—の傾城(...
いわ‐がく・る【岩隠る】
[動ラ四]《石城(いわき)に隠れる意から》身分の高い人が死ぬ。お隠れになる。「神さぶと—・りますやすみしし我が大君のきこしめす背面(そとも)の国の」〈万・一九九〉
いわき
福島県南東部の市。昭和41年(1966)平(たいら)・磐城(いわき)・勿来(なこそ)・常磐(じょうばん)・内郷(うちごう)の5市と周辺の9町村が合併して成立。常磐炭田を背景に発展。重化学工業のほ...
いわ‐き【岩城/石城】
1 岩で囲まれた、石のとりでのような所。岩窟(がんくつ)。 2 棺を納める石室。「事しあらば小泊瀬(をはつせ)山の—にも隠らば共にな思ひ我が背」〈万・三八〇六〉
いわしろ【岩代】
旧国名の一。現在の福島県西部にあたる。明治元年(1868)陸奥(むつ)から分国。名は、石背(いわせ)を「いわしろ」と誤読したことによるという。
いわ‐つばめ【岩燕】
ツバメ科の鳥。全長約15センチ。尾は短く、裂け目も浅い。背は黒、腹は白で、腰に白色部がある。岩壁や軒下などに壺形の巣を作る。春に渡来し、秋に南方へ渡るが、越冬するものもある。《季 夏》「—檜原(...
いわ‐ひばり【岩雲雀/岩鷚】
スズメ目イワヒバリ科の鳥。全長18センチくらい。背面はくすんだ灰黒色で、わきは濃い栗色。日本では本州の高山の岩場で繁殖し、冬期は山麓に移動する。イワヒバリ科にはヤマヒバリ・カヤクグリなども含まれ...