とら・く【盪く/蕩く】
[動カ下二] 1 ばらばらになる。散る。〈名義抄〉 2 固まっていたものなどが解けほぐれる。緊張などが緩む。「堪能の人の句は心—・けて胸より出づる故に」〈ささめごと〉
とら‐ふぐ【虎河豚】
フグ科の海水魚。全長約70センチ。胸びれ後方に、周囲が白い黒青色の大斑があり、卵巣・肝臓に強毒がある。ふぐ料理では最高級品で冬が旬(しゅん)。ふぐ提灯にもする。北海道以南、東シナ海まで分布。下関...
とり‐つ・める【取(り)詰める】
[動マ下一][文]とりつ・む[マ下二] 1 ひどく思い悩む。思い詰める。「胸も張り裂けるばかりに—・めて」〈紅葉・多情多恨〉 2 逆上する。のぼせあがる。「若い主(あるじ)が—・めたようになって...
と・る【取る/執る/採る/捕る/撮る】
[動ラ五(四)] 1 手の中におさめる。手に持つ。 ㋐手でつかむ。握って持つ。「その本を—・って見てください」「胸ぐらを—・る」 ㋑手に持って動かす。手を働かして何かをする。操作する。「舵(か...
とん
[副]物が軽く当たったり、物を打ったり突いたりしたときの音や、そのさまを表す語。「舞台で—と足を打つ」「胸を—と押す」
とんぼ【蜻蛉/蜻蜓】
1 トンボ目の昆虫の総称。頭部の複眼は大きく左右に突出し、単眼は3個ある。触角は短く、かむ口をもつ。胸部には長大な2対の翅(はね)をもつ。腹部は長く棒状。幼虫は水生で、ヤゴとよばれる。成虫・幼虫...
ど【度】
[音]ド(呉) ト(漢) タク(漢) [訓]たび はかる [学習漢字]3年 〈ド〉 1 ものさし。「度量衡」 2 物事の基準。手本。「度外/尺度・制度」 3 程合い。「過度・感度・強度・極度・...
どう【胴】
1 身体の頭と手足とを除いた部分。胴体。 2 腹部のあたり。「—まわり」 3 鎧(よろい)または剣道の防具で、胸部と腹部とを覆う部分。 4 相手の胴3の部分へ打ち込む剣道の技。 5 太鼓・三味線...
どう‐き【動悸/動気】
胸がどきどきすること。心臓の鼓動がいつもより激しく打つこと。「—が鎮まる」「—がして冷や汗が出る」
どうけつ‐えび【同穴蝦】
オトヒメエビ科のエビ。体長約15ミリ。胸脚は前方の三対がはさみ状。海綿動物のカイロウドウケツの胃腔内に、ふつう雌雄一対で生活する。