のう‐がく【能楽】
能4のこと。明治以後に猿楽の字面を嫌って使われた言い方。広義には狂言も含む。
のうがく‐し【能楽師】
職業として能楽を演じる人。能役者。
のうがく‐どう【能楽堂】
能楽を上演するための劇場。能舞台・楽屋・見所(けんじょ)(観客席)などを備える。
のうがく‐ろん【能楽論】
能楽に関する論。特に世阿弥が「風姿花伝」などで説いた論をいう。「花」の理論がその核心をなす。→花11
のう‐らく【能楽】
のらりくらりと怠けて遊び暮らすこと。また、その人。のらくら。「同じはたけの—連中」〈滑・続々膝栗毛・三〉
のうらく‐じん【能楽人】
「能楽者」に同じ。「遊ぶを日々の商売にて、他に事なき—」〈滑・七偏人・初〉
のうらく‐もの【能楽者】
のらくらもの。なまけもの。のうらくじん。「弥次郎兵衛(やじろべい)といふ—」〈滑・膝栗毛・初〉