のう‐しょ【能書】
《「のうじょ」とも》字を巧みに書くこと。また、その人。能筆。「—家」
のう‐しょうぞく【能装束】
能を演じるときに演者が身につける装束。能面を除いたすべてのもので、かぶり物・鬘(かずら)から足袋まで含まれる。特に、唐織(からおり)・厚板(あついた)・摺箔(すりはく)・縫箔(ぬいはく)など染織...
能書(のうしょ)筆(ふで)を択(えら)ばず
字の上手な人は筆のよしあしを問題にしない。弘法(こうぼう)筆を択ばず。
のう‐じ【能事】
なすべき事柄。「天下の—を尽くしたのちに」〈鴎外・魚玄機〉
能事(のうじ)畢(おわ)れり
自分のなすべきことは全部終わった。能事足れり。
のう‐せん【能詮】
《「詮」は表す意》仏語。経典に説かれる意義を表す言語。文句。表される意義内容を所詮(しょせん)というのに対する。
のう‐そう【能相】
「能動態(のうどうたい)」に同じ。⇔所相。
のう‐だゆう【能太夫】
能役者のうち、公の席でシテを務める立場の者。江戸時代は四座一流の家元や各藩所属役者で格の高い者などをさした。のち、能役者一般をいう。
のう‐てき【能笛】
⇒能管(のうかん)
のう‐てんき【能天気/能転気】
[名・形動]軽薄でむこうみずであること。のんきでばかげていること。また、そのさまや、そのような人。「—な人物」 [補説]「脳天気」とも書く。