のうらく‐じん【能楽人】
「能楽者」に同じ。「遊ぶを日々の商売にて、他に事なき—」〈滑・七偏人・初〉
のうらく‐もの【能楽者】
のらくらもの。なまけもの。のうらくじん。「弥次郎兵衛(やじろべい)といふ—」〈滑・膝栗毛・初〉
のう‐り【能吏】
能力のすぐれた役人。また、事務処理にすぐれている役人。有能な官吏。
のう‐りき【能力】
寺で力仕事をする下級の僧。また、寺男。「いかに—、はや鐘をば鐘楼へ上げてあるか」〈謡・道成寺〉
のうりき‐ずきん【能力頭巾】
能・狂言で用いる頭巾の一。頭頂を折って後ろに垂らしたもの。能では能力(のうりき)などの役に、狂言ではすっぱ・新発意(しんぼち)などの役に用いる。強師頭巾(ごうしずきん)。
のう‐りつ【能率】
1 一定時間内にできる仕事の割合。仕事のはかどり方。「—が上がる」「—が悪い」 2 物理学で、モーメントのこと。
のうりつ‐きゅう【能率給】
労働能率・作業成果に応じて支払われる賃金形態。業績給。
のうりつ‐てき【能率的】
[形動]能率がよいさま。むだなくはかどるさま。「—な方法を採用する」
のう‐りょく【能力】
1 物事を成し遂げることのできる力。「—を備える」「—を発揮する」「予知—」 2 法律上、一定の事柄について要求される人の資格。権利能力・行為能力・責任能力など。
のうりょく‐きゅう【能力給】
労働者の労働に対する能力に応じて算定される賃金。