わき‐がまえ【脇構え】
剣道で、右足を引いてからだを右斜めに向け、頭を正面に保ち、刀を右脇にとり切っ先を後ろに下げた構え。陽の構え。
わき‐がんな【脇鉋】
敷居の溝や小穴の側面を削るのに用いる溝鉋。
わき‐きょうげん【脇狂言】
1 正式な五番立ての演能で、脇能の次に上演される狂言。めでたい内容の曲が多い。 2 江戸時代の歌舞伎で、1日の興行の最初に行う三番叟(さんばそう)に次いで演じられた狂言。祝言性の濃い儀礼的なもの...
わき‐く【脇句】
連歌・連句で、発句(ほっく)の次に七・七と付ける第2句。ふつう、発句と同季。脇。
わき‐げ【腋毛/脇毛】
わきの下に生える毛。
わき‐ごころ【脇心】
他に心を動かすこと。また、その心。浮気心。あだし心。「こちゃこれが好きにて、身に替へての—」〈浮・五人女・三〉
わき‐ごし【脇輿】
輿の脇。また、輿の脇に従うこと。こしわき。「仲光は遥かの—に参り」〈謡・満仲〉
わき‐ざ【脇座】
能舞台で、客席正面から向かって右側、脇柱の右手の地謡(じうたい)座の手前にあたる所。ワキが座る定位置。
わき‐ざいごう【脇在郷】
都会に近接した村。
わき‐ざし【脇差/脇指】
1 武士が腰に差す大小2刀のうち、小刀の称。 2 腰刀。 3 近世、町民などが道中のときに護身用に腰に差した刀。武士の大刀と小刀の中間の長さ。道中差し。 4 ⇒腰挿し2