かい‐だる・い【腕弛い】
[形][文]かひだる・し[ク]《「かいなだるい」の音変化。中世・近世語》腕が疲れてだるい。また、からだなどが疲れて動かすのがおっくうだ。かったるい。「頤(おとがひ)の—・い程詫びれども」〈浄・二...
かいな【腕/肱】
[名]「うで」の古い言い方。肩からひじまでの部分。二の腕。また、肩から手首までの部分もいう。うで。 [接尾]助数詞。手を動かして舞うところから、舞の手を数えるのに用いる。「二—三—舞ひかけっ...
かいな‐さし【腕差し】
神前で舞楽を奏すること。あるいは、広く、舞をまうこと。「御—法楽しまいらせ給ひ候ひなば」〈義経記・六〉
かいな‐だゆ・し【腕弛し】
[形ク]腕がだるい。「経を…ささげ奉りしに、—・くもあらず」〈宇治拾遺・一〇〉
かいな‐ひねり【腕捻り】
相撲のきまり手の一。相手の腕を自分の両手で取り、からだを開きながら外側にひねって相手を横に倒す技。→網打ち →とったり
腕(かいな)を返(かえ)・す
相撲で、上手投げや小手投げを防ぐため、相手のわきの下に差し入れた腕のひじを大きく横に上げる。差し手を返す。
ただむき【腕/臂】
うで。肩からひじまでを「かいな」というのに対して、ひじから手首までの部分。「白—枕(ま)かずけばこそ」〈記・下・歌謡〉
た‐ぶさ【腕/手房】
て。てくび。また、うで。「折りつれば—にけがる立てながら三世の仏に花奉る」〈後撰・春下〉
ブラいっぽん【腕一本】
《ブラはフランス語で腕の意のbrasから》洋画家、藤田嗣治の随筆集。昭和11年(1936)刊行。エコール‐ド‐パリの交友関係などを語る。
わん【腕】
[常用漢字] [音]ワン(呉)(漢) [訓]うで かいな 〈ワン〉 1 うで。「腕章・腕力/右腕・前腕・鉄腕・扼腕(やくわん)」 2 うでまえ。「才腕・手腕・敏腕・辣腕(らつわん)」 〈うで...