すえ‐ごし【据(え)腰】
歩くとき、腰をすえて上体をくずさない姿勢。また、その腰つき。もとは遊女の道中姿であったが、のちには一般女性もまねるようになった。「抜衣紋(ぬきえもん)の突袖(つつそで)で、—の露払」〈鏡花・日本橋〉
せひえ【摂腰/接靿/接腰】
後ろ腰にあたる部分を幅広に仕立てた帯。武官の礼服(らいふく)に用いる。
そ‐よう【楚腰】
《楚の霊王が、腰の細い美人を好んだという故事から》美人の細い腰。柳腰(やなぎごし)。
たか‐ごし【高腰】
腰を高くして、からだをかがめないこと。
たち‐ごし【立(ち)腰】
相撲で、腰の重心を低くしていない姿勢で立っていること。
たわら‐ごし【俵腰】
俵のように太い腰。「庄野のふとのお米が—に食ひついて」〈浄・丹波与作〉
ちゅう‐ごし【中腰】
腰を半分かがめた姿勢。「—になって作業する」
ちょう‐よう【腸腰】
腸骨と腰椎。「—筋」
つよ‐ごし【強腰】
[名・形動]態度が強硬で、相手に対して一歩も譲らないこと。また、そのさま。「—な(の)交渉」⇔弱腰。
つりこみ‐ごし【釣(り)込み腰】
柔道で、相手の懐に回り込んで腰を低く下ろし、両ひざの伸展によって相手を腰につり上げ、前方へ投げる技。