おぐし‐あげ【御髪上げ】
貴人の頭髪を結うこと。また、その役の人。おかんあげ。みぐしあげ。「お腰元の笛竹—のひな鶴」〈浄・女護島〉
お‐こし【御腰】
1 「腰」をいう尊敬語。 2 「腰巻き」の女性語。
おこ‐づ・く【痴付く/烏滸付く】
[動カ四] 1 愚かしく見える。「腰かがまりて—・きてなんありし」〈今昔・二八・二六〉 2 ばかにする。「男どもこれを聞きて—・き嘲(あざけ)りて」〈今昔・一〇・三六〉
おさまり‐かえ・る【納まり返る】
[動ラ五(四)]その地位・境遇などに、すっかり満足したようすで腰を据える。「社長の奥様に—・っている」
おしのび‐かご【御忍び駕籠】
江戸時代、大名や奥方などが忍びの外出に用いた駕籠。屋根は黒ラシャで覆い、腰と棒を黒く塗った。
お‐そば【御側】
1 貴人・主君を敬って、その近辺をいう語。 2 主君の身近に仕える人。近習(きんじゅ)・腰元など。「奥勤めの—玉章(たまづさ)」〈人・娘節用・前〉
おち‐つ・ける【落(ち)着ける/落(ち)付ける】
[動カ下一][文]おちつ・く[カ下二] 1 物事を安定した状態にさせる。「気持ちを—・ける」 2 同じ状態で続けるようにする。「職場に腰を—・ける」 3 議論などに決着をつける。「やっと話を—・...
おっとり‐がたな【押っ取り刀】
急な出来事で、刀を腰に差す暇もなく、手に持ったままであること。急いで駆けつけることの形容に用いる。「—で駆けつける」
おとこ‐さび【男さび】
男らしく振る舞うこと。⇔少女(おとめ)さび。「ますらをの—すと剣太刀腰に取り佩(は)き」〈万・八〇四〉
おとこ‐の‐たましい【男の魂】
《男の魂が宿るものとしたところから》刀剣のこと。→女の魂「—といふ脇指一腰もなくて」〈浮・織留・三〉