はらか【腹赤】
《「はらあか」の音変化》マスの別名。一説に、ニベの別名。「その里にいと生臭き魚、—といふ有りけり」〈仮・仁勢物語・上〉
はらか‐の‐そう【腹赤の奏】
古代、正月元日、大宰府から朝廷へ献上する腹赤を内膳司が受けて奏した儀式。
腹(はら)が癒(い)・える
怒りや恨みなどが解け、気が晴れる。「腹の癒えるだけの復讐(しかえし)を」〈天外・魔風恋風〉
腹(はら)が痛(いた)・む
自分で金銭を負担する。「費用は先方持ちだから—・まない」
腹(はら)が◦居(い)る
怒りがおさまる。気が済む。胸が静まる。「梶原この詞(ことば)に—◦ゐて」〈平家・九〉
腹(はら)が大(おお)き・い
1 腹がふくれる。「猫の—・くなった」 2 度量が大きい。腹が太い。太っ腹である。「さすがに親分ともなると—・い」
腹(はら)が来(き)た
腹がへってきた。「腹が北山」「腹が北野天神」などと地名に掛けて用いることもある。「ときに—山だ。今飯をたく様子だ」〈滑・膝栗毛・初〉
腹(はら)が北山(きたやま)
⇒腹が来た
腹(はら)が決(き)ま・る
覚悟ができる。決心する。「候補に立つ—・る」
腹(はら)が下(くだ)・る
下痢をする。「食べすぎで—・る」