ほか‐ばら【外腹】
本妻以外の女性から生まれること。また、その子供。「大納言の—の娘を」〈源・少女〉
ほ‐がみ【小腹】
したはら。「—さしつつ、こときりきりと病む」〈伽・福富長者〉
ほてい‐ばら【布袋腹】
布袋のように太って前に突き出ている腹。
ほてっ‐ぱら【ほてっ腹】
[名・形動]《近世語》 1 肥満して張り出た腹。また、その人。「その—くり抜いてやらんものと」〈浄・双生隅田川〉 2 馬子(まご)が馬をののしっていう語。「けたいの悪い—めと鞭(むち)を打ち」〈...
ほん‐ばら【本腹】
本妻の腹に生まれること。また、その子。本妻腹。⇔脇腹(わきばら)。
まけ‐ばら【負け腹】
負けておこること。「先日の合戦に—を立て」〈太平記・六〉
まん‐ぷく【満腹】
[名](スル) 1 腹がいっぱいになること。飽腹(ほうふく)。「—するまで食べる」「—感」⇔空腹。 2 多く、「満腹の」の形で、心からの、満身の、などの意を表す。「—の敬意を表する」
みこ‐ばら【皇女腹】
皇女の腹から生まれること。また、その子。内親王の子。みやばら。「—にただ一人かしづき給ふ御女(むすめ)」〈源・桐壺〉
みさご‐ばら【鶚腹】
タカとかけ合わせてミサゴの腹に生まれた子。「この御鷹は—の鷹にて候」〈著聞集・二〇〉
みず‐ばら【水腹】
1 水を飲みすぎたときの腹ぐあい。 2 水を飲んで空腹をしのぐこと。「—も一時(いっとき)もつ」