たこ‐はいとう【蛸配当】
《蛸は空腹のときに自分の足を食うといわれるところから》株式会社において、配当しうる利益がないのに決算時の操作によって計算上の利益を生み出し、配当を行うこと。違法配当。たこ。たこはい。蛸足配当。
たし【足し】
不足分を補うこと。おぎない。「学費の—にする」「腹の—になるものを食べる」
たたき【叩き/敲き】
1 打つこと。また、その人。「太鼓—」 2 (「三和土」とも書く)叩き土に石灰や水をまぜて練ったものを塗り、たたき固めて仕上げた土間。のちにはコンクリートで固めた土間。「玄関の—」 3 カツオを...
たち‐とり【太刀取り】
1 《「たちどり」とも》切腹の介錯(かいしゃく)をする人。また、刑場で死罪の者の首を切る役目の人。 2 相撲で、太刀持ち。
たち‐ばら【立ち腹】
1 《「たちはら」とも》腹を立てやすいこと。怒りっぽいこと。また、そのような性質。「この聖人は極めて—にぞ有りける」〈今昔・一九・一〇〉 2 立ったままで切腹すること。「武家に生まれた不祥には、...
たち‐わ・る【裁(ち)割る/断(ち)割る】
[動ラ五(四)] 1 切って割る。切って分け放す。「薪(まき)を—・る」 2 切り裂く。切り開く。「魚の腹を—・る」
たつ‐の‐おとしご【竜の落(と)し子】
ヨウジウオ科の海水魚。内湾の藻場に多く、全長約10センチ、褐色。体は骨板に覆われ、頭部は馬に似て、腹びれ・尾びれを欠き、細長く伸びた尾部を海草に巻きつけて休んだり、直立したまま静かに移動したりす...
たてだて・し
[形シク]《「たてたてし」とも》強情で腹を立てやすい。かどかどしい。「腹悪(あ)しく、—・しかりけるが」〈沙石集・九〉
たなご【鱮】
1 コイ科タナゴ亜科の淡水魚。全長約10センチ。体は細長く、一対の口ひげは短く、背部は暗褐色、他は銀白色。産卵期の雄は背部から腹部にかけ青緑色から淡桃色、黒色に変わる婚姻色を示す。関東・東北地方...
たぬき‐の‐はらつづみ【狸の腹鼓】
月夜に狸が腹をたたいて楽しむという言い伝え。 [補説]狂言の曲名別項。→狸腹鼓