がんない‐せんこう【眼内閃光】
目を閉じて眼球を圧迫したときなどに見える閃光。網膜の物理的刺激によって生じる内視現象の一。
がん‐ぱい【眼杯】
脊椎動物の目の発生過程の一段階。前脳から突出した左右一対の眼胞の先端部が、内側へくぼみこんで杯状になったもの。内層がやがて網膜に、外層は色素層に分化する。
がん‐ぼう【眼房】
眼球の角膜と水晶体の間にある、房水で満たされた部分。角膜と虹彩の間は前房、虹彩と水晶体の間は後房と呼ばれる。
ガンマ‐セクレターゼ【gamma-secretase】
たんぱく質分解酵素セクレターゼの一。ベータセクレターゼによって切断されたアミロイド前駆体蛋白質(APP)を細胞膜貫通部位で切断し、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドベータを産生す...
きかい‐そしき【機械組織】
植物体を強固にし、保持する組織。厚角組織・厚膜組織・繊維組織に分けられる。機械的組織。
きかい‐べん【機械弁】
心臓弁膜症の弁置換術で用いられる人工弁の一。炭素繊維やステンレス・チタンなどの合金で作られる。生体弁よりも耐久性に優れるが、血栓ができやすいため、抗凝血薬を服用し続ける必要がある。
き‐かん【気管】
1 脊椎動物の喉頭(こうとう)に続き、気管支までの膜性の管。呼吸の際の空気の通路で、食道の前を下がり、分岐して左右両肺につながる。発声にも関与する。 2 昆虫など、甲殻類以外の節足動物がもつ呼吸...
きかんし‐えん【気管支炎】
気管支の粘膜の炎症。ウイルスや細菌の感染によって起こり、発熱・悪寒・咳(せき)・痰(たん)などの症状がみられる。気管支カタル。
きかんし‐ぜんそく【気管支喘息】
アレルギーや自律神経の変調などが絡み合って、気管支の痙攣(けいれん)収縮、粘膜の浮腫(ふしゅ)、粘液分泌の増加が起こって気道が狭められ、発作的に喘鳴(ぜんめい)を伴う呼吸困難を呈する病気。
き‐きょう【気胸】
胸膜腔に空気が入った状態。肺が破れることによる自然気胸では、胸痛・呼吸困難を示すことが多い。また、肺結核の治療などのため、人為的に空気を入れる人工気胸が行われた。→血胸 →血気胸