くりかえしはんしゃ‐かんしょう【繰り返し反射干渉】
反射率の高い二鏡面間で繰り返し光を反射させ、鮮鋭な干渉縞を得る手法。明暗差を強調することができ、精密な測距や膜厚計測などに利用される。多重反射干渉。
クリミアコンゴ‐しゅっけつねつ【クリミアコンゴ出血熱】
《Crimean-Congo hemorrhagic fever》クリミア‐コンゴウイルスの感染による病気。感染症予防法の1類感染症、検疫法の検疫感染症の一。1944年ウクライナのクリミア地方で...
クループ【croup】
《しわがれ声の意》のどや気管に、粘膜の壊死(えし)を伴わない偽膜ができる急性の炎症。のどの痛み、しわがれ声などの症状を示すが、ジフテリアとちがって偽膜が容易にはがれる。クルップ。コロップ。
クローン‐びょう【クローン病】
消化管の粘膜に潰瘍(かいよう)ができ、消化管壁の全層が冒されて肉芽腫が形成される病気。原因は不明。米国の内科医クローン(B.B.Crohn)が最初に報告した。
ぐう‐かく【隅角】
1 すみ。かたすみ。 2 立体、結晶などのかど。 3 眼球の角膜と虹彩が接するところ。また、角膜と虹彩がつくる角度をいう。
グッドパスチャー‐しょうこうぐん【グッドパスチャー症候群】
《Goodpasture's syndrome》肺の出血と急性の腎炎が同時に起こる病気。米国の病理学者の名から。抗糸球体基底膜腎炎のうち、腎炎と肺出血の両方がみられるものがこれにあたる。
グラッシ【(フランス)glacis】
油絵で、透明な油絵の具を溶いて薄めたものを、すでに乾いた絵の具層の上に薄く塗ること。また、その薄い膜。光沢と深みを与えるための伝統的な技法。おつゆ。グラシ。
グラムいんせい‐きん【グラム陰性菌】
グラム染色によって染色されない細菌の一群。細胞膜は2層。チフス菌・赤痢菌・大腸菌・ペスト菌・コレラ菌など。
グラムようせい‐きん【グラム陽性菌】
グラム染色によって染色される細菌の一群。細胞膜は1層。結核菌・ジフテリア菌・破傷風菌・ぶどう球菌など。
グレート‐ウォール【great wall】
宇宙空間で銀河が壁状に多数分布する領域。宇宙の中で銀河は一様に分布せず、宇宙の大規模構造と呼ばれる巨大な泡状の構造が見られ、その泡の膜面に相当する。また、泡の内部はボイドと呼ばれる銀河がほとんど...