すい【膵】
[音]スイ 消化器の一。すいぞう。「膵液・膵臓・膵島」 [補説]「膵」は国字。
すい‐えき【膵液】
膵臓から十二指腸に分泌される消化液。消化酵素のアミロプシンなどを含み、アルカリ性で、胃の中で酸性になっている内容物を中和する働きがある。
すい‐えん【膵炎】
⇒膵臓炎
すい‐かん【膵管】
膵臓でつくられた膵液を十二指腸まで運ぶ管。
すいかんないにゅうとうねんえきせい‐しゅよう【膵管内乳頭粘液性腫瘍】
膵管(すいかん)内にできる、粘液を含んだポリープ状の腫瘍。癌(がん)化していても膵管内にとどまることが多く、予後は良いとされる。IPMN(intraductal papillary mucino...
すい‐がん【膵癌】
膵臓(すいぞう)にできる癌(がん)。膵管から発生するものが大半だが、膵臓内に嚢胞(のうほう)を形成するものやランゲルハンス島から生じるものなどもある。早期発見が難しく、予後不良なことが多い。膵臓癌。
すい‐せき【膵石】
慢性膵炎の進行に伴って、膵臓の主膵管や分枝膵管の中にできる結石。→膵石症
すいせき‐しょう【膵石症】
膵臓の主膵管や分枝膵管に結石が生じることによって引き起こされる疾患。上腹部の激しい痛みや腹部の圧痛を伴うことがある。→膵石
すい‐ぞう【膵臓】
胃の背部にある腺(せん)器官。外分泌として膵液を、内分泌としてランゲルハンス島組織でインスリン・グルカゴンなどを生成・分泌する。
すいぞう‐えし【膵臓壊死】
重症の急性膵臓炎で、膵液の自己消化によって膵臓が壊死に陥ったもの。膵壊死。