のう‐じゅう【膿汁】
うみしる。うみ。
のう‐せん【膿栓】
口蓋扁桃(こうがいへんとう)など、扁桃2の表面の穴に溜まる乳白色の塊。体外から進入した細菌やそれを駆除した白血球の残骸・老廃物・食べかすなどの集まりで、強い悪臭を放つ。
のうどく‐しょう【膿毒症】
ぶどう球菌などの化膿菌が病巣から血液中に入って広がり、他の部位に化膿巣を多発する疾患。膿血症。
のう‐にょう【膿尿】
白血球のまじった尿。尿路に炎症のある場合にみられる。
のう‐びょう【膿病】
蚕など昆虫のウイルス病の一。皮膚が乳白色または黄色になり、膿(うみ)を出して死ぬ。核多核体病。
のう‐ほう【膿疱】
皮膚にできた水疱で、中に膿(うみ)がたまったもの。
のうほう‐しん【膿疱疹】
膿疱の状態の発疹。
のうほうせい‐かんせん【膿疱性乾癬】
発熱や倦怠感(けんたいかん)を伴い、全身の皮膚が紅潮し、膿疱が多発する、重症の乾癬。入院治療が必要。指定難病の一つ。
のう‐ぼん【膿盆】
医療器具の一。そら豆形の深皿で、嘔吐(おうと)したものを受けたり、外科手術で摘出した組織や使用済みのガーゼなどを入れたりする。
のう‐よう【膿瘍】
化膿性の炎症において、組織が局部的に融解し、膿(うみ)がたまった状態。皮膚・肺・腎臓・肝臓・脳によく発生する。