おく【臆】
[常用漢字] [音]オク(呉) 1 心のうち。「胸臆」 2 気おくれする。「臆病・臆面」 3 あれこれおしはかる。「臆説・臆測・臆断」
おく・す【臆す】
[動サ変]「おくする」の文語形。
おく・する【臆する】
[動サ変][文]おく・す[サ変]気後れしておどおどする。おじける。「強敵と対戦しても—・することがない」
おく‐せつ【憶説/臆説】
根拠のない、推測に基づく意見。「ただの—にすぎない」
おく‐そく【憶測/臆測】
[名](スル)自分でかってに推測すること。当て推量。「—をたくましくする」
おく‐だか・し【臆高し】
[形ク]臆病である。きわめて小心である。「—・きものどもは、ものもおぼえず」〈源・少女〉
おく‐だん【憶断/臆断】
[名](スル)根拠もなく推し量って判断すること。「事実を確かめずに—する」
おく‐ねん【憶念/臆念】
深く思い、絶えず忘れないこと。また、その思い、執念。「霊あらはれたり。殊には讃岐院の御霊、宇治悪左府の—」〈平家・三〉
おく‐びょう【臆病】
[名・形動]ちょっとしたことにも怖がったりしりごみしたりすること。また、そのような人や、そのさま。「—な子猫」「—者」
おくびょう‐いた【臆病板】
⇒背板(せいた)4