あるあほうのいっしょう【或阿呆の一生】
芥川竜之介の短編小説。昭和2年(1927)発表。51章よりなる自伝的小説。
あるきじんのかいそう【ある貴人の回想】
《原題、(フランス)Mémoire et aventures d'un homme de qualité qui s'est retireé du monde》プレボーの長編小説。1728年から...
あるしょうじょのしまで【或る少女の死まで】
室生犀星の自伝的短編小説。大正8年(1919)11月、「中央公論」誌に発表。「幼年時代」「性に眼覚める頃」とあわせ3部作をなす。
あるしょうせつかのおもいで【ある小説家の思い出】
橘外男の自伝小説。昭和35年(1960)刊。
あんじん‐けつじょう【安心決定】
[名](スル)浄土教で、阿弥陀仏の誓いを信じて、少しの疑いもなくなること。転じて、信念を得て心が定まること。「唯独立独歩と—したから、政府に依りすがる気もない」〈福沢・福翁自伝〉
いかな‐こと【如何な事】
[連語] 1 (感動詞的に用いて)驚きの気持ちを表す。どうしたこと。何としたこと。「これは—」 2 (あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)強く否定する気持ちを表す。どうしても。「—幕府を佐(た...
いきづまったおとこ【行きづまった男】
《原題、(イタリア)Un uomo finito》イタリアの小説家・批評家、パピーニによる自伝的小説。別邦題は「終りし人」ともする。
いきていくわたし【生きて行く私】
宇野千代による自伝。昭和57年(1982)、「毎日新聞」に連載。昭和58年(1982)、単行本を刊行。恋多き女性としての奔放な人生を率直に描き、人気を博す。昭和59年(1984)と平成3年(19...
いっ‐ぺん【一偏】
[名・形動ナリ] 1 一方にかたよること。また、そのさま。「—の我執によりて朝恩をもかへり見ず」〈折たく柴の記・下〉 2 気持ちがある物事一つに向かうこと。いちずなさま。「—に思ひ切って鎌倉中に...
いぬのけいふ【犬の系譜】
椎名誠の自伝的長編小説。昭和63年(1988)年刊。平成元年(1989)、第10回吉川英治文学新人賞受賞。