むしゅ‐ふう【無主風】
世阿弥の能楽論で、似せているだけで、自分のものとして体得しきっていない芸の段階。⇔有主風(うしゅふう)。
む‐じかく【無自覚】
[名・形動]自分のすることについての自覚がないこと。また、そのさま。「—な(の)行動」
むす‐こ【息子/息】
《「生(む)す子」の意》 1 親にとって自分の子である男性。せがれ。「跡取り—」「どら—」⇔娘。 2 陰茎の俗称。 [補説]作品名別項。→息子
むす‐め【娘】
《「生(む)す女(め)」の意》 1 親にとって自分の子である女性。「—を嫁にやる」⇔息子。 2 未婚の若い女性。おとめ。また、処女。きむすめ。「街を行く華やかな—たち」
むてかつ‐りゅう【無手勝流】
《剣豪の塚原卜伝(つかはらぼくでん)が、渡し船の中で真剣勝負を挑まれた時、州(す)に相手を先に上がらせ、自分はそのまま竿を突いて船を出し、「戦わずして勝つ、これが無手勝流」と、その血気を戒めたと...
むね【胸】
1 首と腹との間の部分。哺乳類では横隔膜により腹部と仕切られ、肋骨(ろっこつ)に囲まれて肺・心臓などが収まる。「—を張って歩く」 2 心臓。「—をときめかす」 3 肺。「排気ガスで—をやられる」...
胸(むね)に聞(き)・く
心の中でよく考える。「そのわけは自分の—・いてみたらいい」
むばつ‐てき【無罰的】
[形動]心理学で、欲求が満たされず思うようにならないとき、自分も他人も責めず、なんとかつじつまを合わせようとする傾向があるさま。「—な性向をもつ」→外罰的 →内罰的
むり‐おうじょう【無理圧状/無理往生】
[名・形動]強引に押しつけて、自分の意見に従わせること。「愚父(おやじ)が貰って置いたと云って—に婚礼さしたのです」〈魯庵・社会百面相〉
むり‐しんじゅう【無理心中】
[名](スル)むりやりにする心中。同意しない相手を殺して自分も自殺すること。「—を図る」