し‐げん【至言】
事物の本質を適切に言い当てている言葉。「それはけだし—である」
し‐こう【至孝】
《慣用読みで「しいこう」とも》この上もない孝行。「—の誉れ」
し‐こう【至幸】
[名・形動]この上もなく幸福であること。また、そのさま。「僕の—何ぞ之に過ぎん」〈織田訳・花柳春話〉
し‐こう【至高】
[名・形動]この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。最高。「—な(の)精神」「—至善」
しこう‐ぜん【至高善】
⇒最高善
し‐ごう【至剛】
[名・形動]物などがこの上なく強くてかたいこと。人の性質がこの上なく剛健であること。また、そのさま。「至大—」
し‐ごく【至極】
[名・形動] 1 極限・極致に達していること。この上ないこと。また、そのさま。「—の貧生で、…按摩をして凌いで居る者がある」〈福沢・福翁自伝〉 「女道衆道の—をあらはす要文」〈浮・禁短気・二・...
し‐しん【至信】
[名・形動ナリ]この上もなくまごころがこもっていること。また、そのさま。「道を三軍の陣に開かしめ給へと—に祈念し」〈太平記・一〇〉
し‐しん【至心】
まことの心。至誠の心。まごころ。「—をもって仏に仕える」
し‐しん【至親】
きわめて血筋の近い間柄。近親。「夫婦親子より親しき者はあらず、之を天下の—と称す」〈福沢・学問のすゝめ〉