いし‐うす【石臼】
石でつくったうす。ひきうす。大きなものや重いもののたとえにもいう。
う‐きゅう【烏桕/烏臼】
ナンキンハゼの漢名。
うす【臼/碓】
穀物を精白したり、粉にしたり、餅(もち)をついたりする道具。つき臼とひき臼とがある。
うわ‐うす【上臼】
ひき臼の、上に重ねて回すほうの石。
お‐うす【雄臼】
すり臼・ひき臼の、上下に重なった石のうち下の方の石。⇔雌臼。
かざり‐うす【飾り臼】
正月、農家で臼にしめ縄を張り、鏡餅(かがみもち)を供えること。また、その臼。《季 新年》「—四つ杵掛けて祝ひけり/碧梧桐」
かな‐うす【鉄臼】
鉄製の小型の臼。香料をつくのに用いる。
から‐うす【唐臼/碓】
1 地面を掘って臼を据え、杵(きね)の一端を足で踏んで穀類などをつく仕掛けのもの。ふみうす。 2 (「殻臼」とも書く)稲などのもみがらを落とすための農具。上臼と下臼からなる。
かんこつ‐きゅう【寛骨臼】
寛骨の外側にある、大きなくぼみの部分。大腿骨(だいたいこつ)の頭部が入って股関節をつくる。髀臼(ひきゅう)。
きゅう【臼】
[常用漢字] [音]キュウ(キウ)(漢) [訓]うす 〈キュウ〉 1 うす。「臼状/杵臼(しょきゅう)」 2 うすの形をしたもの。「臼歯/脱臼」 〈うす〉「石臼・茶臼」