ちょう‐もと【帳元】
《帳簿の元締めの意》 1 金銭の帳簿をつかさどる役。また、その人。 2 江戸時代、興行物などの勘定を扱う役。また、その人。
ちらし‐だいこ【散らし太鼓】
《客を散らし帰すところから》興行の終わったときに鳴らす太鼓。追い出し。打ち出し太鼓。
ついぜん‐こうぎょう【追善興行】
歌舞伎などで、故人になった俳優の追善のためにする興行。
月(つき)を跨(また)・ぐ
翌月に及ぶ。2か月にわたる。「—・いで興行する」
つじ‐しばい【辻芝居】
道ばたに小屋掛けをして興行する芝居。
つじ‐ばんづけ【辻番付】
歌舞伎番付の一。興行前に市中の辻々や湯屋・床屋などに貼り、また、ひいき先にも配った一枚刷りの宣伝用の番付。大正ごろからポスター・チラシなどに変わった。櫓下(やぐらした)番付。配り番付。
つみ‐もの【積(み)物】
1 積み重ねた物。 2 歌舞伎の興行や商店の開店のとき、祝儀の酒樽(さかだる)・俵物などを積み重ねて飾ったもの。
つゆ‐の‐ごろべえ【露の五郎兵衛】
[1643〜1703]江戸前期の落語家。京都の人。号は雨洛・露休。辻噺(つじばなし)を創始し、洛中各地で興行、軽口頓作(とんさく)で人気を博した。著「露がはなし」「露新軽口ばなし」など。
て‐うち【手打ち】
1 そば・うどんなどを、機械を使わないで手で打って作ること。「—そば」 2 売買契約や和解などが成立したしるしに、関係者一同が手を打ち鳴らすこと。転じて、契約や和解が成立すること。「—式」 3 ...
て‐さるがく【手猿楽】
素人または他の芸能出身者の演じる能。また、その集団。室町後期に流行し、多くは職業化して大衆的な興行を行ったが、江戸時代に入って衰えた。